ローファーは中学生や高校生の頃に履いた事がある人は多いでしょう。そんな経験から、ローファーは子供っぽい靴だと思っていませんか?
ローファーは、大人がカッコよく着こなすと「できる大人」「尊敬できる大人」「品があって憧れる大人」といった勲章を得る事ができます。
そこで、「どういったローファーを選べば良いか分からない!」「ローファーで学生にならず、大人ファッションをしたい!」という人は、大人きれいを意識したファッションを目指していきましょう。
学生っぽくならないためには、白黒ファッションは避けましょう
ローファーファッションで失敗してしまうのは、学生っぽく見えてしまうからです。学生時代の制服を思い出すと、学ランやブレザー、ワイシャツ、黒などの暗めのズボンが次々に頭に浮かんでくるのではないでしょうか?それらの服をまとめると、白黒ファッション、落ち着いた色の暗めファッションだと言えます。そして、そういった服装だけでかためると、学生っぽくなってしまいます。
具体的には、白ワイシャツと黒ズボン、白ワイシャツと黒ジャケットなどの白黒ファッションです。白ワイシャツも黒ズボンも着てはいけない訳ではありませんが、両方を合わせるのはNGです。白黒ファッションでもローファーファッションが成立する場合もありますが、初心者ならばまずは白×黒の組み合わせを避けるようにしてみるのもいいでしょう。
ローファーの素材で遊ぶのも良し!カジュアルきれいで脱学生ファッション
学生時代のローファーと違い、大人が選ぶローファーは素材やデザインがバラエティです。ローファーの素材やデザインと、40代の男性にお勧めのローファーファッションを見ていきましょう。
40代男性向けのローファーファッション
目指すべきはカジュアルきれいです。きっちりし過ぎるとビジネススタイルになってしまいますし、学生っぽさも出てきてしまいます。そのため、カジュアルっぽさを入れて大人の品があるファッションに仕上げていくのです。
- デニムシャツ×茶系パンツ×ローファー
- 白ポロシャツ×茶系パンツ×ローファー
- 白シャツ×きれいめセーター×デニムパンツ×ローファー
などです。1アイテムだけカジュアルにすれば、きれいめを崩さずにカジュアルきれいができます。ローファーはかっちりしたイメージが強いため、カジュアルで抜け感を出すと大人の休日っぽくなりますし、脱学生になります。冬はこのファッションにチェスターコートや、Pコートやステンカラーコートなどのきれいめコートを合わせれば良しです。
ポイントは、白×黒ファッションにならない事です。また、スラックス(ビジネススーツのように、ズボンの中央に折り目があるもの。)だときれいに仕上がります。
そして最大のポイントは、靴下をくるぶし下の長さまでの短かい物にする事です。ローファーを履けばくるぶしが見えるため、遊び心を感じます。メンズローファーファッションは、くるぶしを見せるスタイルが多く、そうする事で脱学生、脱ビジネススタイルになるので、くるぶしは見せるようにしましょう。
40代男性がローファーファッションをカッコよく着こなすコツは、本革の濃い茶色ローファーを選ぶ事、きれいめカジュアルを目指す事、くるぶしを見せる事の3点です。これを抑えておけば、中年男性らしい大人の品があるファッションが出来上がります。
ローファーの柄や色、素材の種類
- 本革
- 合皮
- ギンガムチェック
- ヒョウ柄
- キャメル
- 黒
- 茶色
- タッセル付き
- スウェード生地
などなど。ローファーは基本的には革や合皮ですが、なかにはスウェード生地もあります。
どれを選べば良いの?と悩んだら、まず1足目は本革の濃い茶色を選ぶと良いでしょう。タッセル付きでも良しです。
本革を選ぶ理由は、脱学生のためです。合皮と本革は似ていますが、本革は使っているうちに足に馴染んでいきます。そして、使い続けていくうちに味が出てきて大人の味を感じます。合皮だと足に馴染むのは難しいですし、長く使っても味は出ません。
中年男性ともなると、質が良い物を長く使っていくのがステイタスです。本革は値が張りますが、金銭的に余裕がある年代と思われますので一生モノだと思って買えばそこまで高くはないはずです。
そして濃い茶色を選ぶ理由は、服に合わせやすいからです。キャメル(キャラメルのように明るい色)はきれいな色ですが、ファッションによっては足だけ浮いてしまいます。また、黒を選ぶと学生感が強くなってしまいます。濃い茶色が1番無難なので、ローファー初心者ならばまずはここからデビューしましょう。
もしローファーファッションで人と差を付けたい、2足目のローファーが欲しいとなったら、キャメルやスウェード素材などを選べば良しです。ただし、ヒョウ柄やチェック柄は若いイメージが強くなるため、2足目でも3足目でも買わない方が良しです。また、合皮も学生っぽくなりがちなので、避けた方が良いでしょう。
ヒゲは剃る。服は清潔感を
40代の男性向けローファーファッションで最も大事なのが清潔感です。外国人だと、ヒゲを生やしてもきれいめファッションを着こなす人が多いのですが、日本だとヒゲはどうしても不潔だと思われがちです。
ビジネスシーンではヒゲを剃るのが当たり前のように、きれいめファッションをするならヒゲは剃っておくようにしましょう。せっかくローファーで品がある大人男性になったのに、ヒゲで清潔感が失われてはローファーが引き立ちません。
また、ヒゲだけではなく、服装にも清潔感は重要です。カジュアルだからといって服の状態がどんなものでも良いではありません。シャツはシワを伸ばし、糸のほつれがないか、汚れがないかなどを確認してから着るようにしましょう。
「このぐらいの汚れなら、目立たないから良いか。」と思ってしまってはいけません。女性は細かい所に気が付くため、いくらカッコよくローファーを着こなしていても、汚れがマイナスポイントとなってしまいます。
ヒゲや汚れなど、清潔感を感じない大人は好感度が良くアリません。中年になったら、常に清潔感を意識しましょう。
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お勧めのローファーブランド
ローファーはどこでも手に入りやすい靴ですが、履き心地や品格を重要にしたい男性はブランドにもこだわると格が上がります。そこで、40代男性にお勧めのローファーブランド2選を選びました。
ハルタ
学生向けローファーを作る事で知られる、日本のブランドです。1917年創業の老舗であり、革や糸までもこだわって靴を作っています。革靴はもちろんの事、ベロアのローファーにも品を感じる作りは、さすがの一言です。
G.H.BASS
アメリカのローファー発祥のブランドで、マイケル・ジャクソンも愛用していたそうです。創業は1876年とかなり古く、1足はあるとおしゃれに精通してる大人として見られるかもしれません。
定番は黒のローファーですが、色味がなんとも絶妙のワインレッド色ローファーもあります。どのローファーも履いても恥ずかしくない商品ばかりで、お勧めのブランドです。
ローファーは40代男性が履くと品が良くて、カッコ良い男性になれます。学生っぽくならないのに気を付ければ、男の質が上がりますよ。ローファーをまだ買ってないならば、1足はあると良いでしょう。
モテたい、おしゃれになりたい、カッコいい大人になりたいと思うなら、カジュアルきれい+ローファーがマストです。ローファーを取り入れれば、思ったより簡単にコーデが仕上がるはずです。