若いうちは、何を着ても様になってしまいます。ファッションの冒険も可能です。チープファッションも若さならではのものでしょう。逆に、中年になってくるとそうもいきません。着こなしや身なりで判断されることが多くなります。
しかし、おしゃれをすることをあきらめてしまう必要もありません。中年男性にはミドルエイジの魅力を利用したおしゃれを楽しみましょう。働きざかりの40代は、経験を積んで精神的にも金銭的にも余裕のある年代です。
基本は、スマートでシンプルそして清潔感
昨今は、昔に比べて年齢より若くなっている傾向があります。40代でも若々しくて、とてもその年代に見えない方も結構います。この年代のほとんどが結婚や子育てなど家庭をもっている場合が多いものです。仕事もある程度のポストになり忙しく、体型なんかにかまっていられないなんて方も多いようです。
しかし、あきらめることはありません。おしゃれの基本は、スマートでシンプルそして清潔感なのです。そんなに気負わなくてもほんの少しのことで十分おしゃれな中年男性になれます。
一番避けたいのは、着古したもの、だぼっとしたもの、かかとのすり減ってしまった靴などです。物持ちがいいように思えますが、だらしなく見えてしまいます。
高価なものでなくても、自分のサイズや自分の雰囲気にあったものを身に着けることで、だらしなさとはさよならできます。
子供っぽくならないものを選ぶ
安いものが必ずしも悪いということはありませんが、カジュアルなファッションを選ぶ場合でもストリート系は避けた方が無難です。デザインが派手すぎるものは、中年男性にとってあまりおしゃれとは言えません。また、フェイクレザーやフェイクファーも安っぽく見られがちです。
自分の固定のブランドを決める
自分なりの拘りとして固定のブランドを決めることでステイタスができます。とはいえ、全身そのブランドで埋め尽くしてしまうのは、品がありません。また、マネキン買いに思われてしまいます。ファッションの中にさりげなく取り入れる方が良いでしょう。強い主張よりさりげない主張のほうがスマートです。
差し色を使うことで雰囲気を変える
落ち着いた着こなしというと、ベーシックで無難なものを選びがちです。ベーシックなものは、老けた感じになりやすいものです。そんな時は、どこかに差し色を加えることで回避しましょう。シューズや小物などに明るい色のものを使用するのも手です。慣れて来たら、ジャケットも少し明るめのものに挑戦してみましょう。
ちょい悪おやじ風のやりすぎは禁物
ちょい悪おやじってなんとなく魅力がありますね。余裕がありそうですし、女性が少し悪っぽい男性に惹かれるのは否定できません。しかし、ギラギラ、ガチャガチャは敬遠されます。ちょい悪オヤジ風ではなく、極悪おやじになってしまってはもともこもありません。あくまで、さりげなくを目指しましょう。
中年ならほかにも気を付けてほしいことがあります。40代の男性がオシャレをする前に気を付けておきたいNGファッションでまとめていますのでこちらのページもご確認ください。
おしゃれに必死にならず品良くすることから始める
まずは、スタンダードなものをきちんとさせることから始めるのがおしゃれの早道です。ファッション雑誌をみて、いきなり上のレベルを真似してみても自分に似合っているかどうかはわかりません。
スタンダードなものをベースにすこしづつ足していくことのほうが、自分に似合ったものがしっかり把握できます。
靴、小物にも目を向けて
服装だけに目が行ってしまっては、おしゃれとは言えません。おしゃれの基本は靴からという言葉があるように靴にも気をくばりましょう。さらに、靴はさりげなく自分の個性を発言できる場所とも言えます。かといって、カジュアルなものでも子供っぽいものは避けましょう。
また、服装にあった靴のタイプをきちんと選べているかどうかは重要です。
小物として、おしゃれ感を漂わせるのは、腕時計です。スマホがあるから必要ないというのではなく、腕時計は必須アイテムです。スタンダードな服装でも時計のセンスが違うだけでおしゃれかどうかがわかるものです。
中年男性の必須アイテム
一枚は持っておくと着回しが利くものがあれば、バリエーションはいくらでもできます。中年男性が持っておきたいものを上げてみます。
ウールのコート
こちらは、定番で流行りすたれはありません。レザーよりも主張は強くないので、どんなものにも合わせやすいものです。
さっと羽織って、いつでも出かけられます。ただし、ウールのコートは仕立てや素材を見ると良さがすぐにわかります。良いものを1枚もっておくという考え方のほうが良いでしょう。
ブルゾン
コートが長い丈のものとすると、短いものとしてブルゾンがあります。タイプとしては、MA1がおすすめです。ブルゾンは、軽さと耐久性があるものが基本となります。特に冬は防寒性にすぐれているということが必要です。
中にたくさん着てしまうと着ぶくれしてしまいますので、セーターの上にこれ1枚で大丈夫というものを選びましょう。コートに比べて色合いは少し冒険してみても問題ありません。
テーラードジャケット
テーラードジャケットというと少しカチッとした雰囲気にとれますが、ジーンズなどと組み合わせたカジュアルな着こなしはスマートです。仕事のスーツとはまた違うので、色合いもいろいろ遊べる幅があります。
かしこまった場所ではないのだけれど、あまり砕けていない場所にはもってこいです。
ネクタイやシャツでアレンジができますので応用が利きます。ポケットチーフでも感じが変わります。
ニットプルオーバー
さりげなく着られる上品なニットプルオーバーがあれば重宝します。模様や柄のものではなく、無地の落ち着いた感じのものがおすすめです。色目もブルーを基本としているほうが暗くもならず派手にもならないので好感度があります。
丈は短いものではなく腰骨あたりまでの丈がベストです。マフラーや帽子でおしゃれ感をアップすることも可能です。
ジーンズ
ジーンズはカジュアルなファッションには、欠かせないものです。一見、どれでも同じように見えて良いものをはいているかどうかはわかってしまうものです。ダメージ加工がしてあるものもたくさん出ていますが、ある程度のブランドのものを選んでおきましょう。
ミドルエイジは余裕があるとはいえ、たくさんのものを揃える必要はりません。それよりも、ひとつひとつが上質のものをいくつか持っていれば十分です。清潔感があり、さりげない拘り感を漂させるだけでおしゃれに見えるものです。
大人カジュアルなファッションを5つご紹介
私がぜひオススメしたい、ネイビーのアイテムを使ったファッションのポイントを簡単にご紹介します。少しの変化で、大人カジュアルなファッションになるんです。お洒落に決めることが出来ますよ。
カラーでまとめたいなら、大人の男性はネイビーがオススメ
今年のトレンドカラーであるネイビーは大人っぽさと清潔感があり、どんなカラーやアイテムとも合わせやすいので着まわしにも使えます。いつの時代に着ても違和感なく、流行遅れがないのがネイビーアイテムです。
コーディネートに落ち着きがでて、引き締めてくれる効果があります。爽やかさ、涼しげな雰囲気もあるので、女性ウケの良い色なんですよ。なので、大人カジュアルなファッションなぴったりの色なんです。
ネイビーパンツ×白シャツで清潔感
ネイビーパンツ×白シャツの相性は抜群なんですよ。清潔感や知的な印象を与えます。また、大人の雰囲気を出してくれるので大人カジュアルな着こなしにもってこいなんです。つまり、お洒落に見られる組み合わせなんです。
夏はクロップドパンツでくるぶしをだし、涼しげな雰囲気でコーディネートするのもオススメです。下手に色を組み合わせてしまうのならば、ネイビー、白でコーディネートするのがオススメです。黒×白のコーディネートでまとめるより、相手に柔らかい印象を与えたくれます。
ネイビーコーディネートはシンプルが1番
ネイビーコーディネートはシンプルにまとめるのがお洒落上級者さんです。変にたくさんの色を組み合わせるよりもブルー系の同系色でまとめるのも素敵です。ブルー系の同系色でまとめたスタイルはシンプルでも色にまとまりがあり、お洒落に見えます。
同じブルーでも素材感やアイテムごとに色合いが異なるので、絶妙なバランスでお洒落にまとまるんです。夏なら、足元をロールアップして、エスパドリーユで季節感をだし、爽やかな雰囲気にするのもいいですね。
全身デニムで決めるのも流行していますよね。デニムでも濃い色から薄い色まであるので色合いで遊ぶコーディネートもお洒落で素敵です。
小物使いで大人のこなれ感を演出
ネイビーシャツのサイズ感でお洒落を楽しむのも良いかもしれません。丈の長さをベルトが見えるか見えないかにして、腕はまくりあげます。ブレスレットは一連ではなく、二連三連にするのがお洒落に見えるポイントです。
また、サングラスはつけるのではなく、胸付近にかけるだけでもお洒落にきまります。シャツの丈がダラダラと長いとだらしない印象を与えてしまいます。なので、気持ち短めにすることでお洒落に見えます。
大人の足元はシックに決める
スニーカーも良いですが、大人の男性は足元にポイントを持ってくるのがオススメです。足元に革靴をもってくるだけで全体が締まり、落ち着いた印象になります。
まとめ
これらのいくつかのポイントを取り入れるだけで、大人のおしゃれな着こなしを演出できます。
少しだけしか紹介していませんが、いっぺんに色々なアイテムを取り入れてもまとまりのないコーディネートになってしまいます。なので、分かりやすくネイビーのアイテムから上手に取り入れてみてはいかがでしょうか?
いっぺんに変えるのが難しければ、小物で一点、ネイビーを取り入れるところから初めてみてはいかがでしょうか?小物を少し変えるだけで、全体の印象は変わります。
おしゃれな着こなしは、爽やかな雰囲気にまとめるのが良いようです。
気持ちは若くても見た目は年相応のファッションのコーディネートをした方がかっこよく決まりますよ。たまに、見た目とファッションと違和感のある人を見かけます。
それよりは年相応のファッションでお洒落に決まってた方が若く見られるかもしれません。年を重ねても若く見える人のポイントはファッションかもしれませんね。
ぜひこれらのポイントに注意してコーディネートを楽しんでみてください。