最近は、女性以上におしゃれでかっこいいメンズファッションに身を包んでいる男性が目立つ様になりました。メンズファッションのジャンルもカジュアル、モード、ストリート、アメカジ、サーフ、きれいめ、お兄系、レオン系(チョイ悪)など幅広く、これまでは男性には難易度が高く禁句とされてきた柄や色でも、コーディネートの足し算引き算でさらっと着こなしている方もいらっしゃいます。
その理由として、大流行しているファッションコーディネートアプリやショップと連携したファッション通販サイトの影響も大きいと思います。
そんなメンズファッション戦国時代において、不動の人気となっているのが断トツで「きれいめ」と呼ばれるジャンルになります。きれいめのメンズファッションと一言で言っても、そこから更に枝分かれしておりカジュアル+きれいめ=キレカジ、コンサバ、ヨーロピアン、イタリアンなど、きれいめ要素が入っていれば、そのジャンルは無限大かもしれません。
そんなメンズきれいめファッションにおいて、これだけは外せないと言うアイテムやコーディネートを紹介していきたいと思います。
麻を制す物はワンランク上の男になれる
麻(リネン)と言うとどんなイメージがありますか?
大人っぽい、高級、涼しそう、しわになる、天然素材…、きっと麻は大人の素材と言ったイメージが強いかもしれません。実際に麻は高級であるにも関わらず、扱いが大変なのです。アイロンもかけなくてはなりませんし、洗い方にも工夫が必要です。
しかし、さらっと着ただけで主役級のかっこ良さですから、1枚は持っていたいですよね。
そんな麻を制すのは難しいと思われがちですが、実はどんなジャンルのアイテムと組み合わせても、抜け感のあるきれいめファッションになってしまう、ミラクルな素材なのです。
カジュアル+きれいめでしたらデニムパンツやチノパンツに麻のシャツや、Tシャツに麻のストールを合わせるのもしっくりきます。今年大流行したバンダナ柄も麻素材のショートパンツやボトムなら、子供っぽくなり過ぎずに程よい感じの「きれいめ」と「やんちゃさ」を同時に演出できるでしょう。
また、麻はシューズの素材としても人気です。白っぽいパンツやショートパンツにネイビーのジュートサンダルやジュートスニーカーもきれいめながらも気負わないホリデーファッションが完成します。
ちなみにジュート素材とは、麻の中でも折り目が粗いものになりますので、シューズのソールにこのジュートを使用したものがジュートサンダルやスニーカーに多く見られます。
ボーダーは卒業?!ストライプがきれいめにはマスト
誰でも1枚はクローゼットにあると言われるボーダーのアイテムですが、量産型のきれいめファッションから卒業したいのなら、ボーダーを卒業してストライプをチョイスしましょう。
もちろんボーダーもおしゃれですし、ジャケットやカーディガンと合わせても爽やかさが加わって、きれいめには間違いありませんが、ボーダーに逃げると言う言葉があるぐらい、ファッションアプリを見ても街を歩いていても、必ず着ている人と遭遇できる程、ボーダーが安全パイなアイテムである事は一目瞭然です。
ストライプはここ数年流行の兆しを見せています。芸能人の方も多くストライプのアイテムを着用されていますが、特に人気なのは、シャツを始めとしてソフトな素材のジャケットやピンストライプのパンツ等、適度にキチッと感を演出できるアイテムになります。
ストライプの中でも、人気なのがブリティッシュストライプと言って、イギリスの伝統的なパターンを取り入れたストライプになります。人とはかぶらないきれいめファッションを目指したいなら、これから秋に向けてセーターやインディゴデニム等と合わせて、是非挑戦してもらいたいアイテムになります。
ブラックを選ぶならグレーを狙おう
きれいめファッションに欠かせないのがブラックのアイテムですが、来年にかけてはグレーが狙い目です。
グレーにはライトグレー、チャコールグレー、アッシュグレー等、様々ですが、黒一色のきれいめファッションよりもソフトで垢抜けた印象を与える事ができますので、きれいめでも爽やかさやオシャレ度をアップしたい方にぴったりです。
グレーはネイビーやカーキ、ブラウンとも相性が良く、派手めのプリントパンツにグレーのアウターを合わせるだけでも馴染みが良いので、何種類かのグレーを使い分けしてみるのも楽しいと思います。
来年にかけてマストと言われるのが、グレーのシンプルなジャケットです。インナーにはオレンジやレッドと言ったビビッドなカラーを嫌味無く合わせられるのも、グレーの最大の魅力です。
もしジャケットがブラックでしたら強めの印象になるところをグレーのジャケットにする事で、フォーマルでキマりすぎた印象をマイルドにする事ができるのです。
汚れも目立ちませんし流行も無いからと言って、ついついブラックを選んでしまいたくなる方は、是非グレーのアイテムで気負いの無い、大人きれいめファッションに挑戦してみましょう。
小物は一点集中でモテきれいめファッションを目指そう
近頃は男性でもアクセサリーをつけたり、沢山の小物使いできれいめファッションにスパイスを効かせるのが流行になっていますが、女性にモテるきれいめファッションではアクセサリーや小物が敬遠されがちなのをご存知でしょうか?
小物を駆使すればする程「ガキ臭い」「チャラそうに見える」「田舎から頑張って出てきた人に見える」と言われてしまうのですから、ファッションとは足し算がマイナス要素になり兼ねない事が良く分かります。
もしアクセサリーや小物を取り入れるなら、一点に絞りさりげなくを心がけましょう。例えば最近ではハットが大流行しましたが、それにプラスしてストールをかけたらどうでしょうか?遠くから見たらカカシの様に見えてしまうかもしれません。
顔に近い場所に2アイテム加えるのは、パリコレモデルなら何とか着こなせるかもしれませんが、やはり一般の方ですと難易度が高くなるかもしれません。
ハットとストールを同時にコーディネートすれば身長とストールの長さや分量のバランスも難しいかと思いますので、どちらか一点に絞る事をオススメします。また、メガネをかけている方も同様で、顔のインパクトが強くなります。もしメガネをかけられるのであれば、1アイテムとカウントしておいた方が良いでしょう。
帽子やストールの代わりにさりげなく足首や手首にレザーなどの自然素材を使ったアクセサリーをコーディネートすると、グッときれいめな雰囲気に色気がプラスされるかと思います。
女子ウケ狙うなら清潔感とさわやかさ
自分ではばっちり決まった!と思っていても、そうではなかったなんてことありませんか?第一印象で判断される雰囲気は大切です。
第一印象が悪いと、その先にすすめませんよね。他の男子より、一歩リードして女子受けするファッションをめざしてみましょう。そんなに難しいことはありません。ポイントをあげてみました。
やっぱり清潔感が一番
第一印象は特に大切です。知らない人を目の前にした時は、少なからず防御本能が働くものです。同性であってもそうですが、女子が知らない男子を目の前にしたときは、さらにそうと考えましょう。
第一印象が不潔そうな人と清潔そうな人では、もちろん清潔感のあるほうが好まれます。
第一印象が悪ければ次には進みません。コンパやパーティの場所で第一印象で却下されてしまうのは、とてもつらいものですね。
極端にいえば、流行りのおしゃれ男子じゃなくても清潔感がある男子のほうが好まれるといっても過言ではありません。では、清潔感はどんなところからわかるのでしょうか。
さわやかさ、清潔さの代表は白
清潔感の基本といえば、白のトップスです。白のTシャツやボタンダウン、ポロシャツ、YシャツであればとにかくOKです。ここは、必ず押さえておきましょう。
白であれば、シャツの上に羽織るものに色ものをもってくることでバリエーションを増やすことも可能です。
パステルカラーの薄い色のものでも品があります。
少し冒険して薄めのピンクも好印象ですし、おしゃれ感もあります。一番、避けたいのはキャラクターの柄もののTシャツです。有名ブランドであってもキャラクターものを着用しているのは、子供っぽく見えてしまい女子ウケしません。それよりも、ワンポイントの白のTシャツのほうが好感度があります。
もちろんボトムも清潔に
トップスが清潔でも、ボトムがそうでなかったら台無しです。ジーンズは今や定番です。昔にくらべて、ジーンズを履いていける場所も増えました。それだからこそ、尚更きれいにスマートに履きこなしたいのがジーンズです。
ダメージジーンズもありますが、できることならストレートなタイプの綺麗めなジーンズにしておくほうが好印象です。また、ボトム全体にいえますが、丈には注意が必要です。裾が余ってしまったものでは、足が短くみえてしまいますので気を付けましょう。
目線が上から下がって最後の靴は、要チェックされるポイント
服装はばっちりでも意外と忘れがちなのが靴です。汚れた靴やかかとのすり減った靴では、清潔感がなく女子ウケなしです。
汚れてしまっているのであれば、きちんと綺麗にしておきましょう。一見、目に入っていないようであっても相手は見ているものです。さらに、椅子に座った時などや脱いである靴は、目に入りやすいものです。
靴は以外とその人の考え方がでています。また、服装にあった靴を履くことも大切です。上がスーツなのに靴は、スニーカーでは合いません。服装に合ったものを選びましょう。
また、いくらラフな格好といってもサンダルは避けましょう。
近所にちょっとした買い物に出るのであればかまいませんが、それ以外の場合には女子の評判は良くないのが現実です。
帽子やマフラー、ストールなどもちょっとしたスパイスに
基本は抑えたけれど、なんだか少し寂しい時などにさりげなく小物をプラスすることで印象がアップします。
ただし、注意点として必ず小物をプラスするという考え方ではなく、あくまで足りない時の差し色程度としておきましょう。流行りのものをゴテゴテに身に着けているのは、品が悪くなってしまいます。
アクセサリーにも気を使って
指輪やブレスレットなど、男子がつけるアクセサリーもいろいろあります。しかし、たくさんのアクセサリーをつけているギンギラは女子ウケしません。
着けるのであれば、無難なものを1点つけるくらいが女子ウケします。品のいい腕時計一本でもかなり好感度は、あるはずです。
スポーツマンタイプ
毎日のトレーニングなどで、がっちりした筋肉タイプの場合は、少し筋肉がちらりと見えるものが女子ウケします。綺麗目タンクトップなどと組み合わせると良いでしょう。Tシャツは、ちらりと腕の筋肉が見えたりします。
これが女子にはウケます。綺麗目な色のポロシャツもおすすめです。しかし、くしゃくしゃなものを着ていてはイメージダウンにつながってしまうのでなるべくしわなくピシッと着こなしましょう。
下半身が筋肉質の方の場合でもハーフパンツは避けましょう。足の筋肉が見えるから良いと思いがちですが却ってさりげなさが消えてしまいます。きちんと長めの自分のサイズにあったパンツを綺麗に着用するのが女子ウケします。
ロングもしくは、ひざ下の丈くらいにしておきましょう。それでも、結構体のラインはわかります。
スーツ姿は女子ウケばっちり
女子は知的な男性に憧れを抱きます。いつもラフな感じなのにスーツをたまに取り入れるだけで、いつもと違う雰囲気に女子ウケ間違いなしです。リクルートスーツや会社へ着ていくスーツではなく、少しおしゃれなスーツで冒険してみるのもバリエーションが増えます。いつもと違う、
少し格式ばったレストランへの食事に誘うときにおすすめです。また、彼女の誕生日や記念日にもばっちりです。
スーツでなくてもジャケットが1枚あれば
ジャケットが一枚あれば、着回しできるので重宝します。ボトムがジーンズなどのラフな格好にも合います。ラフななかにもきっちりさがあり、どこにでも大丈夫です。
インナーによって雰囲気を変えることもできますので、鉄板な1着になります。もちろん女子ウケばっちりです。夏は、麻などの素材のものがおすすめです。麻の場合は、しわになりにくいので気をつけましょう。
とにかく、女子は清潔で知的な男性が大好きです。女子の観察力は侮れません。特に第一印象からいろいろな推察をするものです。
さらに、女子は、男子に比べて減点法の考え方ですのでポイントをしっかり押さえてマイナス点をもらわないようにしましょう。逆に、あまりに女子ウケを意識しすぎて40代の男性がオシャレをする前に気を付けておきたいNGファッションのようにならないように減点を無くしてまずは、平均点を目指しましょう。